気軽に旅をするには、バス旅がおすすめです。運転する必要がありませんし、何より運転免許を持たない子どもたちが気軽に旅を体験することができます。今回は、バス旅行を解説するとともに、子ども向けのバス旅行とはどのようなものがあるのか、子どもにとってどのような影響を与えるのかについて考察しましたので、紹介します。
バスツアーとは
バスツアーとは、一般的に貸し切りバスとなります。貸し切りバスで移動しながら観光や食事、ショッピングなどができるものです。参加者を募るパッケージツアーの商品の一つで、企画者が出発地から帰着地までの旅程を管理するものです。
通例は、バスツアー利用者はあらかじめ料金を払います。企画者はその料金の中で最大限に顧客が楽しめる企画を作ります。バスツアーに使用される車両は路線バスや高速バスとは異なり、専用車両が用いられることが多く、カラオケ設備が付いていたりもします。
中には映像設備が整っているバスもあり、旅行しながら映画なども楽しめます。その他、トイレや冷蔵庫などを完備していることも多いです。少し前までのバスツアーは、大人数で参加する団体旅行スタイルが主流でしたが、最近では個人で参加するような、企画旅行が増えているのが特徴です。
バスツアーのメリット
さて、バスで旅行するメリットはどこにあるのでしょうか。バスツアーの定番は、自然を楽しむツアーが多いです。夏や春であれば草花、秋であれば紅葉、冬であれば雪景色など自然豊かな光景を楽しめるスポットをまわるのです。
また、特に女性に人気が高いのがショッピングツアーです。これらのスポットを自分自身で調べる必要がないのがメリットです。東京発の日帰りツアーであれば、海の幸を楽しむ伊豆や千葉のツアーや、名古屋発日帰りバスツアーであれば飛騨牛を楽しむ飛騨高山、冬の場合は関西発を中心にカニを食べるツアーなどもあります。
これらのグルメスポットを調べる必要がありませんし、大人の場合は何よりお酒が飲めるのが楽しみなのではないでしょうか。バスツアーでは添乗員がつくことが多いです。添乗員は地域の観光スポットを熟知していますので、適切なガイドを受けることができ、自家用車で旅をするよりも、たくさんの知識がつくでしょう。
また、自家用車で旅をしているときはよそ見をするわけにはいきません。走行中に景色を思いっきり楽しめることもメリットです。
バスツアーのデメリット
バスツアーにはデメリットがないわけではありません。それは、行き先やスケジュールが決められていることです。個人で旅行している場合には、気に入った観光先があると、満足するまでその観光スポットにいることが可能です。
しかし、バスツアーではそうはいきません。あらかじめスケジュールが決まっているため、どんなにその観光スポットが気に入っても、例えば1時間などしか滞在できません。昼食の時間なども自分のお腹が空いていなくても、スケジュール通りに食事の時間が決まってしまいます。
旅の柔軟性という意味では、個人旅行にはかないません。他のデメリットとしては、朝の集合時間が早いことです。特に日帰りバスツアーでは、わずか1日という時間で色々なところを回るので、できるだけ長時間過ごせるようにするため、朝早いツアーが多いのです。
朝が苦手という人には辛いかもしれません。また、バスツアーの場合は人数不足で中止になるというリスクがあります。ずっと楽しみにしていた旅行が自分とは関係ない理由で中止になってしまうのは悲しいものです。
ちびっこバスツアーの勧め
最近では、ちびっこバスツアーというものがあります。このツアーは子どもの社会勉強という意味ではとても効果があります。大人の旅行ではデメリットともなりかねない、知らない人とのふれあい。子どもにとっては知らない子どもたちと触れ合うことでお友達が増えるのではないでしょうか。
また、一般公共鉄道や路線バスを使うと、何かとうるさいと言われてしまう子どもですが、ちびっこバスツアーであれば、子ども同士で騒ぎ放題です。
ちびっこバスツアーの定番コース
子どもに人気なバスツアーとして、昆虫採集コースがあります。このツアーは日帰りツアーとなり、都心から2時間の山梨県で昆虫採集を体験します。他にも、マスのつかみ取りなども体験できます。その他のツアーとしては「長瀞ライン下り」があり、このツアーでも昆虫採取やマスのつかみ取りが体験できる上、昼食には溶岩バーベキューがついています。
富士サファリパークのツアーでは、森林浴をしながら、サファリゾーンの外側のコースを一周します。コースの途中にはライオンや鹿などに餌をあげられるスポットもあります。もちろんライオンバスに乗ることも可能です。
このツアーでは、富士サファリパークの他に、酪農王国オラッチェや鈴廣かまぼこの里なども訪れます。子どもの頃から旅をさせるのはとても良い体験になります。可愛い子どもをバスツアーにて旅させてみませんか。また、親子で参加できるタイプのツアーもありますので、まずは親子で参加してみてはいかがでしょうか。